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え!? 小学校を貸切にできるの?  泊まれる学校 さる小 ~みなかみ町 廃校活用プロジェクト~

「小学校」

あなたはどんな思い出がありますか?

同級生と戦隊もののマネをして笑いあった教室。
もの作りの時間が楽しみだった図工室。
やんちゃしてお叱りを受けた恐ろしい校長室。などなど

そんな過ごした時間、思い出が蘇ってくる宿泊施設が
群馬県みなかみ町にある。

【泊まれる学校 さる小】

ここは、2008年3月に少子化の為に廃校になった旧猿ケ京小学校。
2012年4月から「泊まれる・遊べる・学べる」をコンセプトに
一般社団法人 猿ケ京小学校アカデミーが運営している宿泊施設である。

取材に伺い出迎えてくれたのは、校長の飯島さん。
自分が小学生だった頃の校長先生は50代なので、イメージが全然違って笑顔が素敵な方である。

一日1組限定の宿泊で、今日は音楽イベントの方々が東京から70人ほど来場されるとの事で
準備の合間に案内してもらった。

平成3年に地元産の木をふんだんに使い建てられた校舎。
木の香りがあり、 懐かしさとワクワク感を心の奥から沸き起こさせてくれる。
建設当時は建築物としても珍しく、建築家がわざわざ見学に来た建物だとか。
鉄筋コンクリートの校舎には無い風情がある。

廃校したとはいえ、建物は立派。
だがそのままでは、旅館業法などの関係で宿泊施設としては利用できない。

オープンする際、一般的には廃校活用で行政の補助金が使われることが多いが、
さる小では現在の代表理事が多額の出資を行い、 補助金には頼らない運営をしているとか。

「地域を活性化する為にも、自分達で収益をあげ継続して運営できる体制を
作らないと意味がないんです。過疎化の地域で税収も少ない中で
補助金に頼った経営はできません」と飯島さん。

その為、常駐しているスタッフは校長の飯島さんお一人。
オープンしてから2年5ヶ月。
どうやったらお客さんに来てもらえるか、試行錯誤しながらやってきたそうだ。

何かを提供するのではなく、お客様にコンテンツを持ち込んでもらい
学校という環境の中で自由に楽しんでもらう方向性で進めているとか。
音楽イベント、 アートイベント、 部活の合宿、 企業の研修、ゲームサークルなど
学校を貸切にする事でどんな用途でも楽しめるようになっている。
この10月には学校が縁でお知り合いになられた方の結婚式もあるとか。

■伺った日は音楽イベントを開催中。


■校内のいたる所に飾ってあるのは東京藝術大学の学生さんの作品。

■視聴覚室には大きなスピーカーも。
徹夜でゲームをやったり、懐かしい映像を見ながらお酒を飲むシーンもあるとか。

■家庭科室では調理可能。仲間とのコミュニケーションも◎。
給食付きプランもあり。

利用者は、若い人が多く学校という空間を思いっきり楽しんでいくとか。
夏はプールにキャンプファイヤ、冬は 雪合戦やかまくらを作ったり
季節ごとの楽しみ方があるようだ。

案内をしていただく中で飯島さんの経歴を聞くと
もともと都内で会社員をやっていたとか。
代表理事との出会いったのをきっかけに 転職を決意し ご家族と共にみなかみ町に移住されたとの事。

「木造校舎や入口の柱の太さなど学校を一目見た時に気に入って
ここなら何かがおこるかも!?と運命的なものを感じ決断したんです」と飯島さん。

それから二年半。シアタールームやボルダリングなど新しい設備を導入したり
地域の日帰り温泉などと提携したり、試行錯誤の中でお客さんにも
予約いただけるようになってきたのだとか。

大自然の中、都会には無い楽しみ方ができる場所。
仲間との楽しいイベントに是非利用してみてください。

取 材 者:篠原輝充
カメラマン:山田悠貴

 

 

泊まれる学校 さる小
〒379-1404
群馬県利根郡みなかみ町相俣1744-15
Tel.0278-25-3349
Fax.0278-25-3449
運営:一般社団法人
猿ヶ京小学校スポーツアカデミー

HP: http://www.sarusho.com/
2014年09月19日 | ライター:篠原 輝充 | 場所:| カテゴリー: 自然・景色 遊ぶ 

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