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群馬よもやま話、おかげさまで2周年。高崎街なか”そば処”「きのえね」、お母さんと2人の姉妹が織りなす最上のおせっかい。

“かかぁ天下”

群馬に来て2年、素敵な方にたくさん出会ってきたが、
よもやま話の取材を通して、街の自慢のあちこちに、
この街の女性の存在を魅力的に見つけることができる。
群馬の女性こそがこの街の自慢とちゃうか…と感じることもしばしば。
群馬を語るときに大事にせないかん、とても好きな言葉。
さてよもやま話2周年の今回は、4代目店主の岡田恵子さん、妹の弘恵さん、そして母のとし江さんの3人で切り盛りする老舗のそば処 高崎旭町の“きのえね”。

“きのえね”=甲子と聞くと関西人はピンとくる。
そう、聖地甲子園球場(ちなみに今日8月1日は甲子園の90回目のバースデイです)。
ということは…
「甲子園球場ができた大正13年からだから今年でお店は90年ですね」とおっしゃるのは4代目店主の恵子さん。
以前は群馬テレビのアナウンサーをされていた。今でも高崎祭のフィナーレのMCは恵子さんが務めているとのこと。
高崎の人なら知る人ぞ知る、素敵な女性だ。

さっそく蕎麦を頂く。
同行したスタッフが冷たい蕎麦を頼んだのでこちらは温かい蕎麦に。
柔らかい味。群馬の濃い味に慣れない関西人だが、ここのつゆはそれを感じさせない。

「蕎麦つゆは父からわたしが受け継いで担当。蕎麦打ちは妹の弘恵が担当しています」。

妹の弘恵さんの打った蕎麦は、しっかりとしていてのどごしもいい。
小さなカラダでこんな強い蕎麦が打てるのか、と驚く。
とにかくこの姉妹タッグで作り上げた蕎麦は本当に旨い。

90年前、この店は当初連雀町の交差点にあった。当時の写真が今も店内にある。
そこには映画館の看板や、行き交う人、道の真正面には大きなお寺が見える。

「これは慈光山安国寺。お寺の場所が移転できた通りの名前を山号からとって“慈光通り”」
へー、そうなんやと今さらながらに知る。
当時の高崎の盛況をうかがい知ることができるええ写真。
「毎日、店の隣にあった映画館に洋画を見に行ったものよ」とおかあさんのとし江さん。
きっと高崎のハイカラ娘やったんやろうなぁ。
ちなみに3代目であるご主人は映画館の映像技師、通っているうちに…とのこと。3代目は映像技師から蕎麦職人への大いなる転職だ。

「でも父は絶対に職人肌で、妥協しない人でした」と恵子さんとお父さんの思い出話をしているとたくさんのアルバムを手におかあさんが登場。
「母はモデルをやってたのよ。写真撮影のモデルになって入選もしたらしい…」。
写真を拝見。モデル時代のおかあさんも美しいが、アルバムを片手に説明するおかあさんもこれまた素敵。

群馬の女性の素敵さ加減恐るべしである。

実は恵子さん、この店の店主であるとともに、この地域の商店街“team hanahana street”の会長や高崎おとまちプロジェクトの運営委員長も務めている。わたしも、恵子さんと知り合ったのは、高崎映画祭や音楽祭だ。
街の自慢の様々なシーンで恵子さんの姿を見かけ、たくさんの方によそもんのわたしを紹介をしてくれた。本当に面倒見のいい人である。

「この高崎で生まれ、永年この高崎にいて、この街が好きだし、楽しめる街にしたいから…まぁ、街のおせっかい担当かな」

街の“おかん”のおせっかい。いまどきなかなかありませんよ。
高崎の素敵な”かかあ天下”ここにあり!!やね。

さて皆様、“群馬よもやま話”をいつもご贔屓頂きありがとうございます。
“群馬よもやま話” 早いもので8月1日をもって2周年。
群馬の自慢を群馬から…と編集部一同、街を歩き、人と語らい120話。
なんやかんやで120のよもやま話を描いてまいりました。
これもひとえに協力いただいた街の皆様のおかげ、そしてよもやまを描きたいという気持ちになれる群馬の魅力あふれる街のおかげと感謝しています。

最後に2周年に寄せて岡田恵子さんから頂いた言葉
「わたしが大好きな街への“あたたかいおせっかい”ありがとうございます」。
いえいえ、こちらこそ心から街に感謝します。
これからも“群馬よもやま話”ご愛顧ください。

■そば処「きのえね」
住所/高崎市旭町37
TEL/027-322-5806
■高崎おとまちプロジェクト
http://takasaki-otomachi.com
2014年08月01日 | ライター:銀ちゃん | 場所:高崎 | カテゴリー: 飲食店 

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