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~笑顔が素敵なご夫婦が営むパン屋さん~美味しいものは、人を幸せにしてくれる

とある日、子育てに奮闘している嫁が自慢げに僕に話をしてきた。
「たっくん(生後6ヶ月の息子)のお散歩コースで、美味しいパン屋さんを見つけたよ。お散歩するのが楽しみになっちゃった」
僕にも美味しさを味わって欲しいと、ランチで買ってきたパンを半分残しておいてくれた。
美味しいパンが、家族の会話に花を咲かせてくれた。

今回は、そんな何気ない日常の中でちょっとした幸せをくれるパン屋さんをご紹介。
お店の名前は、「CROFT BAKERY」。12月にちょうど1周年を迎えたお店だ。
お洒落な外観に赤い看板が目印。

お店に入ると、沢山のパンと久保田夫妻が笑顔で出迎えてくれた。
焼きたてのパンの香りが、食欲をそそる。
ついつい取材を忘れ、お目当てのパンを購入。
こちらのお店のパンは、もっちりしていて見た目は小ぶりでもボリュームがある。
なんと言っても、小麦粉の香りと食べた時の触感は1度食べたら病み付きになるだろう。

そんな美味しいパンを作るご主人は、初めからパン屋になろうとは思っていなかったらしい。
高校時代には環境保護などに興味を持ち、大学では農学部に進んだ。
その大学時代に再生可能な薪窯に興味を持った事が、今振り返ってみるとその事がパン屋になったきっかけだったのではないかと教えてくれた。
当時は、漠然だった将来だったが、自分が興味を持った事を追い続けた結果が今の仕事に繋がっているのだと教えてくれた。

大学を卒業後は、軽井沢や大阪でパン作りの経験を積んだ。
大阪では、仕事だけでなく人生のパートナー(奥様)との出会いの場ともなった。
そんな時に転機となったのが、ご夫婦での渡米。
LAでの職場は、様々な国のスタッフが居たが、パンを作るスキルがあれば出身の国は関係なかったと当時を振り返ってくれた。
美味しいパンを作りたいと思う気持ちには、国は関係ないのだと感じた。

海外では、パン職人は単にパンを作るだけではない。
お店のシェフの所へ行き、どんな料理に出すパンなのかをヒアリングし、その料理に1番合うパンを作る。
まさに、『手に職』。プロフェッショナルな仕事だ。
久保田さんは、話を続けた。
『狭い厨房がすごく広い世界に繋がっている』
そんなメッセージを、今の若い子たちに伝えたいと話してくれた。

朝早くからの仕込みなど重労働なパン作り。決して楽な仕事ではない。
そんな仕事の中で、何を目標にやっているのかを見失って欲しくない。
楽しみなが仕事をして欲しい。
美味しいパンを厨房でつくったその先には、そのパンを待っているお客様が居る事を常に考えていて欲しい。
そんな想いが詰まった言葉だと思った。

その言葉が納得できる。
取材をさせてもらった年末も、お客さん様が代わる代わる来店されていた。
年齢も性別も様々だが、「CROFT BAKERY」の美味しいパンを求めて来店しているのだ。
商品を選びながら、何気なくされる会話。そして、自分のお気に入りのパンを購入する。
皆、紙袋に入ったパンを片手に笑顔でお店を出ていく。

私は、その瞬間がまさに久保田さんが言っていた
『狭い厨房がすごく広い世界に繋がっている』という事なのだろうと思った。

実際に、我が家もその1つである。
美味しいパンは、単に美味しい食事をするという事だけでなく
繋がっている人を幸せにしてくれるものだと、私は体感している。

それは、
町にあるパン屋さんは、美味しいパン売るだけでなく
来店するお客様と繋がる事で、その人の生活の一部となるからではないかと思う。

CROFT BAKERY
住所:群馬県前橋市日吉町2-5-1 みずき館1F
電話:027-257-9052
営業時間:10:00~18:00
定休日:第2月曜日・日曜日
2014年01月10日 | ライター:k_miyazawa | 場所:前橋 | カテゴリー:モノ・ワザ  商店  

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