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前橋で子供達が集う社交場、大人もタイムスリップ出来る、なつかしのお店~やばた商店~

前橋市の中心地からちょっと離れた場所でひっそりと営業をするお店。
お店の看板には“やばた”と大きく描かれていて入口付近にたばことジュースの自販機が、
数台並んでいる。一見、「何のお店だろう?」と思う人もいるのでは…

お店の中に入るとスーパーやコンビニエンスストアでは見掛けた事のないお菓子や
おもちゃなど約300種類の商品が隙間なく並んでいる。

店舗は決して大きくはないものの限られたスペースの中で心地よい空間を演出してくれる。
此処“やばた”は約40年前、界隈にたばこ店がなかった事から矢端商店
として営業を創め、たばこ店を営みながら並行して駄菓子を店頭に並べ、
開店当時から周辺エリアの子供たちに愛され続けてきた。
実は自分も幼少の頃ここに通っていた一人である。

駄菓子は5円のラムネやチョコ、10円のガムや20円のスナック
ハズレ無しのスーパーボールくじ引きなど
母親から貰った100円のお小遣いで当時は十分楽しませてくれた。

今でも当時と商品ラインナップと単価をほとんど変えず、子供たちが楽しめる場所を提供する
矢端さんにいろいろと話を聞いた。
「当時はこのようなお店が界隈に数件あったけど、今は本当に少なくなってきちゃたし、
昔ほど子供たちも顔を見せなくなったね。」
そう話す矢端さん。近くには大型ショッピング施設もあり、そっちの方がたくさん面白いものも揃っているから
これも時代の流れ。と笑顔で話す。

そんな中でもお店を続ける理由は、
「子供が大好きだから」
単価は5円~100円程の駄菓子から350円程のプラモデルなどのおもちゃ。
うっすらとは感じていたが、開店当初から商品のラインナップや
お店の方向性などを変えずに続けてきている理由はここにあるんだと改めて感じとれた。
現に著者が取材中も子供が一人来客していたのだが
「お金使いすぎじゃない?お母さんに怒られるよ!」と親身になって話を掛けていた。
怒られて悲しい思いをして欲しくない。物を売って商売をすると言うよりは明るい元気な子供たちの
笑顔を見る事に店舗を運営する意味を感じているんだと思えた出来事だった。

ちなみに矢端商店から“やばた”と名称を変えた理由を聞いたところ、
「子供たちが矢端と言う漢字を読めないから、だからひらがなで“やばた”にしたんです。」
名称を変えた事で子供達にも“やばた”で慕われるようになり、現在このようなお店が
少なくなってきた中でも続けられてきているのであろう。

好きなものを自分で計算しゆっくりと考えながら買い物ができる
地域小学校の課外授業の場所として子供が安心して買い物ができ
学べるお店、そんなお店が自分が住んでいる街には存在している。

やばたは子供が楽しめるのはもちろんの事
お父さん、お母さんが幼少だった頃にタイムスリップ出来る場所。
御家族みんなでたくさんの思い出を作りに行ってはいかがだろうか?

■やばた商店
住所:前橋市文京町3丁目23−2
2013年10月25日 | ライター:nobu | 場所:前橋 | カテゴリー:商店 

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