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粉ものの国;群馬=うどん×蕎麦の合い盛りをテイクアウトでいただく ~古平製麺~

お昼時になると、うどんや蕎麦のテイクアウトを求めた常連さんが
ぞくぞくと訪れるお店が前橋市元総社町にある。

古平製麺

一見すると生麺や乾麺を作っている製麺屋さん。
「お店」を連想させる看板の類も出てないので、初めての人には入りづらいかも。

でも、暖簾をくぐって店内に入ると、

「冷やしざるきしめん」
「北海道産地粉うどん」
「群馬県産地粉うどん」
「太うどん」
「細うどん」
「細麺そば」
「あらびき蕎麦」…等々

茹でたての麺がずらっと並ぶ。

お客さんはその中から好きな麺とトッピングをチョイス。
細麺×太麺のオーダーもあれば、うどん×蕎麦の合い盛りを注文する人も。
用意されているトッピングは、かき揚げ・野菜の天ぷら・キンピラ・目玉焼き・・・などなど。
自分の好きな組み合わせで注文する。

麺類のテイクアウト販売自体も珍しいと思うが、
でも製麺屋さんがなんでテイクアウト販売を?

「もともとは卸販売では捌ききれない生麺をお昼に茹でて販売しちゃおうって発想でした。
でも麺を作る仕事をしていてこの麺旨いねって言ってもらうのも嬉しいけど、
こんな食べ方はどうでしょう?と提案までした上で、旨いねって言われた方がやりきった感があるなと。
でも、普通のお店のようにテーブルを用意することはできない。だからテイクアウトって形になったんだ。」

うどんや蕎麦をテイクアウトできるお店がほぼ無かった17年前にスタートし、
以来、沢山の常連さんに愛されきた。お昼時はお客さんがひっきりなしに来る。

「お店を始めたころは若い人や奥さん達は来ないだろうと思っていたけど、
やっぱり群馬の人は粉物が好きなんですね。年配の方からOLさん、ガテン系の若い方まで来てくださる。
昔はこの辺りも、お米よりも小麦を作ってた土地柄だから、小麦の食文化が根強く残ってるんだね。」

僕も群馬県人だが、確かに幼い頃から小麦の食文化に触れてきた。
例えば、法事の食事の場では昔から決まってうどんが出くる。それにキンピラをのせて食べる。

「そうそう!だからトッピングのキンピラは一年中、常に用意してますよ!
うどんとキンピラの仕出しも頼まれますし。
でも他県から来たお客さんには何故トッピングにキンピラがあるの?って聞かれますが。」

うどんにキンピラのトッピングは普通だと思っていたが、実は群馬オリジナルのメニューなのかも。
うどんと蕎麦の合い盛りも珍しい。僕もこちらで初めて知ったオーダーだ。常連さんもよく頼まれている。

「実は合い盛りってお客さんの発想なんですよ。こちらではまったく想定してなくて。
色々な麺を用意していたら、あの麺もこの麺も食べたいというお客さんから
一緒に盛ってくれないかという話が出て、それで、やりましょうかと。
それから合い盛りの注文を見ていた他のお客さんが次々にマネして広まったんですね。
今ではうどんに生野菜をトッピングしてカレースープをかけてくれという注文までありますよ!」

お客さんが好きな組み合わせを選べるからこそ、出てきた発想・オーダーだ。
小麦文化を継承するお客さん一人一人の「こだわり」がこんな形で表れてるのかも。

 

最後にこれからの展望を聞いてみた。今後2号店とかは?

「いやいや。広げることよりも、うちはお客さんの談話室でありたいなと。
近所のお年寄りがおしゃべりしに来たり、お客さんが嬉しいことを報告しに来てくれるような談話室で。
スーパーやコンビニではできない接点をお客さんと持ち続けるお店であれば。その方が面白いでしょ?」

そう笑いながら話すご主人と奥様の素敵な笑顔がとても印象的だった。

沢山面白いお話を聞かせて頂きありがとうございました。
そして、ごちそうさまでした!

■有限会社 古平製麺
住所/前橋市元総社町2-16-4
TEL/027-251-3706
営業時間/10:00~19:00
2013年06月07日 | ライター:kyouya | 場所:前橋 | カテゴリー:商店  

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