群馬よもやま話|前橋・高崎など群馬を自慢するwebサイト

バックナンバー検索
  • カテゴリー
  • 場所
  • 季節
  • ライター
  • 記事種類

検索条件リセット

閉じる

「焼きそばは目で料理する」~前橋市千代田、チョイ悪おやじの集まるお店の絶品焼きそば=キュージーヌブロス

先日前橋の千代田で、私にこの街を指南してくれた大先輩と飲んだ。
一軒目が終わったころ、その大先輩…
「紹介したい店あるんだよ。焼きそば食いに行こうよ」
時間はすでに11時、こんな時間に焼きそば?そんな店あるんか…
焼きそばと聞くとソース大好き関西人としてはなんとしても試したい、たとえ深夜でも。
ということで「ほな行きましょか」と訪れたのが今回紹介する
『キュージーヌ ブロス』前橋の千代田にあるお店、おしゃれなたたずまいである。

出迎えてくれたのは店主の吉澤実さん、優しい笑顔が印象的な方。

カウンターに腰掛ける。さっそく横で飲んでたちょい悪風短髪おやじ(失礼)が声かけてくる。
「先輩~ご無沙汰してます」「おーたくみ~、飲んでるなぁ」と大先輩、さらに「紹介しとくぞ、この人群馬の話いろいろ書いてる編集長」「よろしくお願いします」「編集長、生まれ何年ですか」「もうすぐ半世紀です」とこれまたオヤジの私、「自分後輩なんでよろしく」とこの街の先輩後輩関係に関西人も入ることに。なんかええ感じ…なのである。

まずは大先輩おすすめ「肉入り焼きそば」850円を注文。
縮れ麺、具はキャベツと豚肉、卵だけ、すごくシンプル。
食べてみる。旨い。絶品である。
麺はかたすぎず柔らかすぎず。ソースが程よく麺にしみこんでいる。
適度に水分が飛んで口の中で香ばしさが広がる。
細めに切ったキャベツもしゃきしゃきと食感が残って…これは食べにくる値打ちあり。

結構おしゃれな店構え、なのになぜ焼きそばを。
店主の吉澤さんに話を伺う。
「ほんと単純、自分が焼きそばが大好きだから。好きだから焼きそばにはこだわってる」

調理するところを見せてもらう。
麺は事前に軽く蒸らしておく。ラードを軽く引いたフライパンに麺を投入。
火を通し、余分な水分を飛ばしながら麺にソースをからませる。
ソースは前橋の紅雲町の田辺さんちの「ミツビシソース」。こだわりのソース。
ソースの絡ませ方にも吉澤さんの手間暇が。一回ではなく何回も何回も。
少量ずつソースを入れて、麺にソースをしみこませる。
こまめに火力を調節していく結城さん。
最後に細めに切ったキャベツをあわせて出来上がり。

「自分は、目で料理してるんだよ、焼きそばは」

「編集長、ここんちのピザも食べてみてよ。おれ東京でも勝負できると思うけどなぁ」と横合いから先ほどのたくみさん。「おれ、一回頼んだら、まだ生地が熟成してないからって作ってくれなかったもん。こだわってるよ、マスターは。生ハムのピザ食べなって…」と注文を。街の中での人と人とのいいつながり。あったかくて、あったかすぎてほっこりする。

「この商売初めて25年、若い人が自分で稼いで自分のお金で飲み食いしてほしい。そんな人に良質の料理とうまい酒、そして最良の場所で過ごしてもらいたい」これが吉澤さんのこの商売への出発点。

ブロスには今夜もそんな仲間たちが集まってくる。

焼きそばを頬張る。「うまいか?」「うまいっす」仲間たちが料理をほめる、笑顔で。

「笑いながらめし食えるってのはほんまにええなぁ…」

そう感じさせてくれるブロスと焼きそばとちょい悪おやじとのいい時間。
ぜひ体感してほしい。はまること請け合いますよ。

■キュージーヌ ブロス
住所/前橋市千代田町5-2-6
TEL/027-237-2527
営業時間/PM18:30~AM4:00
定休日/日曜日(祝前日は営業)
※2Fは少人数からでも利用できる完全貸切タイプのカラオケ付きパーティールーム
2013年06月28日 | ライター:銀ちゃん | 場所:前橋 | カテゴリー: 飲食店 

最新バックナンバー

その他のバックナンバーを見る


ページトップへ
フリーワード検索