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氷点下15度の感動。憧れのワカサギ釣り/湖面に穿った穴に垂らす釣り糸、真冬の赤城大沼のアクティビティ。

氷の張った水面に穴を穿ってするサカナ釣り。
そんな写真や映像をこどものころから何度も見たことがある。
何が釣れるのかはともかく「一度やってみたい」とこどものころから思っていたことの一つ。
ワカサギ釣りはそんな憧れのアクティビティ。

2月某日、編集部のメンバーと赤城大沼に念願のワカサギ釣りに。朝5時半、前橋に集合。
前日スナックで「寒いから気を付けて、思っているより何倍も寒いから…」とママに脅されたので
自分的には頑張って着込んで集合場所に到着。
にもかかわらず、メンバーから「薄着すぎます、これ着てください」とスキーウェアを渡される。
しぶしぶ着ぶくれたカラダを車中に押し込み、一路大沼へ。
この時気温零度。「ほんま大袈裟な…」

赤城街道を走ること小1時間、赤城大沼に到着。たった1時間で周囲の様子は一変。
真っ白な雪道、凍った路面、そして気温は…氷点下15度。
「なんじゃこりゃ。あかん、これはなめとった…」関西人には体験したことのない寒さ。
ともあれ一面に雪の降り積もった大沼の真っ白な氷面に降り立つ。
向かいに見える山の木々には樹氷、時折吹く風に湖面の雪が舞いあがって幻想的な風景。
「おいおい、これはなかなかええぞ」景色を見ているだけでも別世界に来た気分。

それではワカサギ釣りスタート…。まずは氷の穴をうがつことから。
錐の親分みたいな道具でグリグリと先端を氷に突き立てていく。
グリグリ、グリグリ。回しても回しても氷が削れる感覚がなくならない。
おおよそ10分ほど回し続け、体が温まったところでようやく水面に先端が届いた感触。
氷の厚さは50㌢ほどもあろうか、これもなめていました。

さっそく釣り糸を垂らして念願のワカサギ釣りを開始。
幼少期より思い描いていた通りの姿が現実のものとなった瞬間。

「大沼のワカサギ釣りは戦後。わかさぎはもともと赤城山で行ってきた養鱒事業がきっかけ。
鱒の餌として沼に放流したのがその始まりなんだ」
「赤城のワカサギ釣りはむずかしいんだよ」と教えてくれたのは青木泰孝さん。
江戸末期より大沼湖畔で営業する青木旅館の6代目。この青木旅館、かつては白樺派の拠点として志賀直哉、武者小路実篤、与謝野鉄幹、高村光太郎など明治の文豪たちが愛した旅館である。

 「赤城はいいよ。赤城は季節によって色と姿を次々変えるんだ」

秋の紅葉が終わると11月には霧氷。湖面が凍り始めるとしばらくは氷の姿が毎日変わるとのこと。
この時期の湖面はスノーホワイト、向こう岸では今朝もダイアモンドダストが見れたらしい。
雪が融けると5月、白樺の新芽の前にはヤシオツツジの赤い花。
そして新緑、その次に来るのは紫のトウゴクミツバツツジ。
続いてヤマツツジ、シロヤマツツジ、レンゲ(グンマ)ツツジ、ドウダンツツジ…。
白、ピンク、真紅と山に咲く50万株のツツジが山と湖の色を変えていく。

「地元の人が愛してるこの山を自慢してPRしたいんだ」と青木さん。

前橋駅から直通バスで約1時間。そんな身近なところにある楽園。
群馬のみなさんが赤城山を愛する理由がすこしわかった気がします。

このワカサギ釣りは3月下旬までやっているとのこと。
青木旅館ほか7カ所で道具一式をレンタルでき、手ぶらで来れるお手軽さもうれしい。

さて釣りの方はどうであったか…を描くには釣りの経験がなさすぎる編集長。
釣果の方は…推して知るべし。
ただ、メンバーによると釣り糸を垂らしながら、ず~っと笑っていたとのこと。

「釣りは没頭して集中することで日常から離れることができるよ。ストレス解消には最高だからね」

青木さん、とてもリラックスできたみたいです。

ワカサギ釣り問合せ
■赤城大沼漁業協同組合長「青木旅館」
http://www.aokiryokan.co.jp/
■℡ 027-287-8511
□前橋駅(週末)・富士見温泉(平日)から直通バスが運行
2013年02月22日 | ライター:銀ちゃん | 場所:前橋 | カテゴリー:自然・景色 遊ぶ 

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