群馬よもやま話|前橋・高崎など群馬を自慢するwebサイト

バックナンバー検索
  • カテゴリー
  • 場所
  • 季節
  • ライター
  • 記事種類

検索条件リセット

閉じる

『山田文庫』 街の中にひっそりと佇む私設図書館

突然ですが、最近、みなさんは本を読んでいますか?

仕事や家事に、時間に追われる忙しい日々の中で、
お気に入りの本を片手にのんびりと過ごす。
そんな贅沢な時間が欲しいと思うことはないでしょうか?

そんなことを考えていたところ、
ちょっとめずらしい雰囲気の私設図書館があるとの噂を聞き、訪れたのが
こちらの「山田文庫」

旧中仙道沿いを歩いていると、今ではめずらしい赤レンガの塀が目を惹き
その敷地内には、昔ながらの日本家屋を改装した木造の和風図書館、
貴重な文化財であるという茶室、書庫として使われている土蔵など
どれも明治以前に建てられたものといわれ、歴史的にも価値のある建築物ばかりだ
また、庭園には月桂樹や黒松、桧など約40種の樹木や、原石を用いた灯篭が残っていて
風情のある、図書館らしくないその佇まいは、一風変わっていてとても味がある

館内には、時代を問わずジャンルを問わず、たくさんの本が並んでいて
誰でも自由に書籍を借りることができ、貸出料は無料とのこと
もちろん館内でゆっくり読書をすることもできる

山田文庫の創立は、時代を遡ること昭和49年
読書好きだった山田勝次郎さん、妻のとくさんが
県下の小・中学生、及び高等学校の生徒たちに
私財を投じて本を贈りたい、との想いから始まったらしい
余談だが、本をとても大切にしていた妻のとくさんは、
本のページ1枚1枚にアイロンがけをするほどだった、とのエピソードものこっている

経済学者でもあった山田さんは、
きっと書物からたくさんのものを学び、糧とし、生かし
”本を読む”ということの大切さを後世にも伝えていきたかったのではないかと思う

現在と違って、時代による思想の制限や、書物の検閲が厳しかったであろうことを考えると
国内外様々なジャンルの本を入手し、また保管することが
どれほど大変だったことか、想像もつかないほどだ

山田夫妻の想いを大切に引き継ぎながら
現在運営している「公益財団法人 山田文庫」の関係者のみなさんが語るのは
”幼少期の情操教育のひとつになれば”との思い
小さなお子さんが読めるような絵本もたくさん置いてあり
敷地内の茶室にて「読み聞かせ」の会もおこなっている

図書館というより、ご近所の○○さん家に遊びに行く・・かのような気軽な雰囲気で
たまにはゆっくりと読書をする大人時間を楽しむ
小さなお子さんに絵本を読んであげる
何気ない時間を、ここ山田文庫で過ごしていただければ・・・
山田文庫には、お金で買えない贅沢があるように思うのだ

■山田文庫
住所/高崎市常盤町25
TEL/027-322-2531
開館時間/10:00~16:00
休館日/月曜日・火曜日
2013年02月01日 | ライター:るー | 場所:高崎 | カテゴリー:歴史・文化 

最新バックナンバー

その他のバックナンバーを見る


ページトップへ
フリーワード検索