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観音山にこだまする、がん予防に懸ける若き医師の情熱
~高崎 美スタイルマラソン 2012 開催~

10月21日、午前9時30分
高崎市南西部の郊外

観音山ファミリーパーク

観音山の頂付近にひろがる雄大な敷地
どこまでも高く澄んだ青空と
広大な緑の芝生に香る草いきれ

「高崎 美スタイルマラソン 2012」

号砲を待つスタートラインに並ぶ顔ぶれは
右も左も、前も後ろも、女性、女性、女性

参加資格=女性、総参加者数=294名

出場者を女性だけに限定したマラソン大会は
日本でも稀だという

5キロ、10キロ、3キロに、ファミリーレース
敷地内に響く親子の嬌声
急坂に飛散る乙女たちの玉の汗
観音山の緑に交って漂う健康のかおり

 

さかのぼること半年前
「マラソン大会を主催したい。協力してくれないか」
と友人から頼まれたのは5月の事だった

小学校時代から、かれこれ30年近い付き合いの幼なじみ
これまでに彼からこんなにも真剣な頼みごとをされたのは初めてだった

「舘出張」が彼の病院の別名
そのルーツは江戸に遡る高崎の名院
初代が高崎市郊外「舘村」に医業を起こし、後裔が高碕藩医になって
1845年ごろ高崎城下に出張所が出来たのが名前の由来

彼自身は12代目
県内では知らない人のいない産科・婦人科の名院である

「そう言えば僕の2人の子供たちも
彼の病院で取り上げてもらっったっけ」

ふと頭をよぎる幸せな思い出
県内に暮らす多くの命が
彼の病院で人生のスタートラインを切っている

そして…
子宮頸がんの予防、そして撲滅

これが彼のライフワーク
名家の跡取として彼に託された使命

子宮頸がん
あらゆるがんの中で唯一ワクチン接種で予防ができるがん
Wikipedeaによれば
日本の子宮がんによる死亡者数は2008年のデータで年間5,709人
このうち子宮頸がんによる死亡者数は2,486人
年齢別では30歳代後半からの死亡率の増加が認められるという

「このがんは、ワクチンで予防できる、その事実を多くの人に知らしめたい」
「マラソンに挑戦しているがんサバイバー(※がんを克服された方々)を応援したい」
「そして健康であることの素晴らしさをかみしめてもらうためにも
コンセプチュアルなマラソン大会を開催したいんだ!」

自らが取り上げた命が
無知ゆえに失われて行く忸怩たる焦燥
プロであり名門であるが故に湧き上がる
沸とした熱き使命感

図書館で、幼稚園で、小中学校で、
旅館組合のおかみさんの集まりから、主婦サークルの集会まで
請われればどこにでも駆けつけセミナーを開き、講演する

聞く人の心をゆさぶる友人の思いは
多くの仲間たちの共感を呼び
がん撲滅をテーマに掲げる女性だけのマラソン大会開催に向け
関係者たちの胸に種はまかれた

そして、
半年が過ぎ、熱き青年医師の情熱は実ったのだ

「厳しいコースだけど超楽しかった!」
「また来年もぜひ参加したい!」
「観音山ファミリーパークっていいところだね」

レース参加者の感想が、
主催者である友人のねらいと一致していたのかはわからない

それでも
年に何度もないような美しい秋晴れの一日が
高原を走った女性ランナーたちの心に
健康であることの喜び
を刻み付けたことには変わりないだろう

「また来年もここで出来たらいいな」

群馬県高崎市
舘出張こと佐藤産科婦人科病院副院長
佐藤雄一先生の情熱は観音山の紅葉より
一足早く燃えている

■産科婦人科舘出張 佐藤病院
住所/群馬県高崎市若松町96
TEL/027-322-2243(代)
URL/ http://www.sato-hospital.gr.jp......index.html
2012年10月26日 | ライター:よもやまライター | 場所:高崎 | カテゴリー:イベント・祭 自然・景色 

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