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エネルギッシュ!新たな群馬の文化財。前橋だんべえ踊り

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「そーだんべー!そーだんべー!ソォレ!ソォレ!ソォレ!ソォレッ!!!」

通りを埋め尽くす数千の人々。流れる不思議な楽曲。
普段は人通りもまばらな前橋中心商店街の立川町通りが凄い熱気に包まれている。
これが同じ場所だとは、とても思えない。

前橋に来たことがあっても、はたまた、前橋に住んだことがあったとしても、
前橋まつりに来たことがない人であれば、
この日常とはかけ離れた、いつもと違いすぎる前橋の顔に、衝撃を受けるだろう。

「ソォレ!ソォレ!ソォレ!ソォレッ!!!」

私の目の前では、色とりどりの老若男女1000人以上が、
不思議な曲に合わせて一心不乱に踊っている。
子供も、お年寄りも、学生も、社会人も、主婦も、外国の方も、
何だかクセになるこの楽曲に合わせて、汗だくで、全力で、笑顔で、踊る。

本気出すと凄いんじゃん。前橋。
生まれも育ちも前橋の私だが、10年以上群馬を離れていたこともあり、
数年前に初めて、50号線でこの光景を見た時には、かなりの衝撃を受けた。

目の前で前橋が熱い。エネルギッシュ前橋。
この踊りの誕生とともに、前橋まつりはエキサイティングな祭りへと変貌したように思う。

私は自分が子供の頃には無かった、
この『前橋だんべえ踊り(通称:だんべえ)』が始まった経緯を知りたくて、
当時、前橋まつりの事務局にいらっしゃり、だんべえの誕生に携わられた方にお話を伺ってみた。

 

元々は、戦後の復興祭として始まった前橋まつり。
だんべえ誕生の経緯としての話は、20年前の市制100周年の記念事業として、
青森のねぶた祭りを招聘した時に遡る。

この時、それまでにないほど、前橋まつりが活気に満ち溢れたのだそうだ。
それが契機となり、オリジナルの祭りの形を模索することになる。

その後、高知のよさこいの視察・招聘を経て、よさこいを手本にすることが決まる。
全国のよさこい同様、見本の曲、見本の振り付けを整備すべく、
市内の盆踊りで踊られていた前橋音頭をアレンジした見本の曲を作成。
オオイチョウのオリジナル鳴子を開発し、見本の振り付けも完成。
こうして平成7年、前橋だんべえ踊りは誕生したんだそうな。

そこから主婦を中心に一気に普及が進む。
全国のよさこいと異なる普及の仕方として、いつの間にか、見本だったはずの曲が定着した。

しかし、その分かりやすさが功を奏したのもあってか、
地域の団体、子供たち、ダンススクール、同好会、企業など、参加団体がどんどん膨らんでいき、
気がつけば、老若男女が参加する前橋が誇る一大イベントへと成長したのだそう。

これだけ大規模になった、前橋だんべえ踊り。
だんべえの誕生に携わられた方はどう思われているのか伺ってみる。

「保育園・幼稚園・小学校・中学校と、子供たちに普及していますよね。
自分たちの祭りとして育ったこの子たちが大きくなって、祭りの当事者になってくれたら。
それが一番嬉しいです。」

「私の名前はいいです。出さないで下さいね。」

とのことで、残念ながら、お名前はお出しすることができなかったのだが、
今のだんべえの盛り上がりは、誕生や普及に携わられた、たくさんの方々の、
祭りへの当事者意識が積み重なって出来たものなんだと気付かせていただいた。

ありがとうございます。

皆さんは、自分たちの祭りをお持ちですか?
よかったら、次回の前橋まつりでお待ちしています。

■前橋まつり実施委員会(前橋商工会議所内)
TEL/027-234-5108
2012年10月19日 | ライター:小野里 彰展 | 場所:前橋 | カテゴリー:イベント・祭  

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