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「豚も人間と同じで、夏バテするんですよ。」安全で美味しい豚肉を作る先進的養豚場|林牧場

みなさんは、国内有数の大規模な養豚場が群馬にあるのをご存じだろうか?
今回は、赤城山の麓に年間18万頭を出荷する「林牧場」に行って来ました。

敷地内に車で入ろうとすると、ゲートのようなものがある。
どうやら車両の殺菌シャワーのようだ。

工場などで建物の入り口で殺菌するのは聞いたことがあるが、
敷地に入るときに、というのは初めてだ。

また、事務所への入室の際も入室時間を記帳する。退室の際も同様とのこと。
なんでもHACCPという安全管理手法を導入し、高い衛生レベルを維持するためだそうだ。

徹底して衛生的に管理していることに驚かされた。

さらに他にも先進的な方法を取り入れている。

繁殖・離乳・肥育の施設を立地ごと分散させた「スリーサイト方式」を採用していて、
万が一病気が発生した場合に、ダメージを最小限にすることが可能とのこと。

効率的な手法を導入することで、完全週休2日制を実現していること。

どれもが自分が持っていた養豚のイメージと異なるお話ばかりで驚かされる。
林 丈志 取締役の説明を聞いているうちに、さらに最も大事なことが伝わってきた。

それは豚が元気よく育ってくれるにはどうすればいいか、という点に
大変真摯に取り組んでいるということだ。

「餌はトウモロコシを粉砕したものなんですが、食べ物って出来立てのアツアツがおいしいですよね。
作りおきすると劣化してしまうので、自社の工場で粉砕した出来立てを食べさせています。
新鮮な餌の方がガツガツ食べますね。」

「豚の状態は注意深く観察することで分かります。例えば、気持よく寝ていれば快適だな、集団で固まっていれば寒いんだな、とか。」

と、林取締役は語ってくれた。

豚も人間と同じ。
おいしいものを食べて、快適にすごせれば、元気良く育ちますよね。
養豚場の中も少しだけ見せてくれることになったのだが、
養豚場へ向かう途中、さらに驚きが。

あれ?臭くない・・・

養豚場というと、どうしても臭いが気になるというイメージでしたが、
林牧場は臭くないのです。

「糞はその日のうちに処理しちゃうんです。
全体の臭い対策も納豆菌の一種の菌を利用した消臭技術を導入しています。
養豚場ってどうしても臭いが出るので、あまり近隣の方に好かれる産業ではないんです。
ウチはそこに非常に手間・コストをかけて取り組んだので、これだけ大きな規模でも
運良く地元の方に受け入れられたんだと思います。」

し尿を処理する大型浄化層も日本有数のものだそう。

スゴイ技術を知って、さらにさらに驚きました。

事業として成立させるには、地元住民の理解も必要ですよね。
地域との共生にも真摯に取り組む姿勢にも感銘を受けました。
小屋の中を見せて頂くと、外との隔離壁に茶色のギザギザになっていて、
そこに水が流れている。

「豚も人間と同じで、夏バテするんですよ。小屋の中が暑くならないようにしているんです。」
と林取締役。

豚が快適に過ごせる環境をどこまでも追求しているんですね。
小屋の中の豚も笑っているように元気なのが印象的でした。

安全で美味しい豚肉を提供するために、豚の事を真摯に考え、先進的な手法で
養豚業を行う日本有数の企業が群馬にあるということ。

群馬県民の自慢ですね。

 

株式会社 林牧場
http://www.f884.co.jp/

住所:群馬県桐生市新里町赤城山923-239
TEL:0277-74-8241
2012年10月16日 | ライター:山田 達也 | 場所:東毛 | カテゴリー:モノ・ワザ  

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